新あっちこっち日記

 2002年5月号

北へ南へ

 人が何かと移動するゴールデンウィークは、自宅ですごし、その後札幌へ行ってきました。今回発見したことは、札幌空港には、私が知っている世界中で一番便利なトイレがあるということです。
 バリアチェックで障害をもっている人にとってのトイレは何かと検討して歩いていますが、空港内のトイレは私のニードをすべて満たしてくれるものでした。洋式トイレで荷物を置く棚が手ごろな高さにあり、手洗いがついていて、足元には着替えをするための台があり、そしてなんとコンセントがついていたのです。私は何をするよりもまず、携帯電話をコンセントにさし、外の気配を探っては、混んでいなかったので10分くらい充電をし、その間に身繕いを正し、大変満足をしてトイレを出ました。これで家へのメールも安心してできたし、利用する人の身になってトイレを作ってくれているというのがとてもうれしかったのです。世界から10月に札幌にくる人にも喜んでもらえるといいのですが、エレベーターの狭さはきっと大変な混乱を生み出すでしょう。

 さわやかな五月の風の中といいたいのですが、何かと雨の多い、梅雨いり前の11日から1週間、福井、大阪、高知、大阪、京都、また、福井、大阪とほんとにあちこちと出かけてきました。2月の交通事故での後遺症の残るこの身には、この天気はとても辛かったのですが、窓から見える景色は新緑が雨にぬれ、またきれいに植えそろえられたばかりの水田のさわやかさなど、日本の風景がうれしく感じられました。

 福井の自立生活センターが発足し、そのお広めと、午後にはDPIの全国行動イベントの講演会、シンポがもたれました。午前中は、全国自立生活センター協議会の前代表という立場でご挨拶し、午後はDPI世界会議役員の立場でシンポジストをしと忙しい1日でしたが、「わがままお天気女」の私は、人の出番の時はちょっと横になって体を休め、シンポジュウムのみ参加しました。
 福井では未だにホテルに泊まったことがないのですが、今回も30年近い友人でALSの福井支部の事務局として、また、今回の自立生活センター発足にも大きく協力をしている小林明子さんのお宅で暖かく迎えて頂きました。滋賀から2時間も車を飛ばして会いに来てくれたファン(?)の大学生くん、卒論に悩んでいる女子大生さんと自立生活議論で盛り上がりました。

 お知らせが遅くなったのでもう終わってしまいましたが、NHKラジオ日曜日の朝の番組「共に生きる」で、DPI札幌大会の紹介で10分くらいお話をさせて頂きました。

 福井県武生市で講演、大阪ではDPIの常任委員会と、サポーテッドライフジャパンがカリフォルニアから、知的障害者の支援者のシャリーンさんを招いての研修会のシンポジストとして「障害者の政治参加」分科会で話す機会をもらいました。

5月は事故復帰以来過密スケジュールでしたが、高知では二人の甥がパートナーとの新しい生活に踏み出しました。一人は難聴の甥で、彼女、お姉さん、ご両親ともに聴覚障害で、一挙に四人障害親族が増え、一段とパワーアップできそうです。

 

 

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